心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

泥で出来た蓮の花。土の息衝く声が聴こえる。

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土の息衝く音が聴こえるだろうか。


床の間に置いてあるのは、

枯れた花なんだと思っていた。


近付いて、それが違うと知る。


それは、土で出来た蓮の花。

生き生きとした蓮ではなく、

少し萎れてきたその一瞬の。


ざらざらとした土の感触は、

まるで蓮が土の中で化石化したかのよう。


土の中で、土によって、時を止めた蓮の姿。


そのまま枯れて花弁が落ちていきそうな存在感。


色はなく無機質なはずなのにどこかあたたかい。


ざらざらとした手触りとまだらの色合いは、

だからこそ、花の存在感と生命力を増して。

 

 

蓮の花の正体は香炉。

 

 

美しい花から心安らぐ香りが立ちのぼる画は、

それだけでとても美しく、豊かな時間だった。

 

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川村さんの手がける作品は、

土の息吹を感じるものばかり。


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しんとした、山の中の土のこえ。

豊かで、どっしりとして、繊細で。


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土と、水と、風と火と。


陶器を形作る自然の力。


それにひとの想いを込めて、


ひとつひとつの作品が生み出されていく。


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どんなにたくさん作っても、

自分が作った作品はわかる。


作品の巧拙や想いの深さに関係なく。


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それはとても不思議なことだけれど、

作品を作ることはそういうことなのだろう。


自分の身を分けたものたちは、

離れてもどこかで繋がっている。

 

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頂いたお菓子も抹茶も美味しくて。

ご一緒したみなさまと話す時間も、

とても豊かで楽しくて満たされた、


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とてもとても、豊かで幸せな時間でした。


ご縁を結んでくれて本当にありがとうございます。

 

 

個展の会期は明日まで。

作品の購入も可能です。

気になった方はぜひどうぞ。

  

 

開催場所

千嘉

東京都中央区日本橋人形町2-25-4

人形町駅A3出口から徒歩1分


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