心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

西野亮廣独演会 in えりも ひとりの女子高生が起こした奇跡の物語。

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西野亮廣独演会 in えりも。


ボランティアスタッフの権利を買ったのは昨年の10月。


えりも町に住む

ひとりの女子高生が

人脈も何もないところから

想いひとつで立ち上げた

独演会を主催するための

クラウドファンディング。


独演会を主催するために必要なお金は30万円。

その他会場費移動費諸々で実際にはもっと必要だ。


しかも、場所は北海道はえりも町

空港からも遠く、電車も通っておらず、

お世辞にも交通の便が良いとは言えない場所。

しかもえりも町は人口5000人に満たない小さな町だ。


そんな場所で、200人を集めて独演会を主催する。


資金調達も集客も、無謀とも思える挑戦。


それでも彼女は挑戦した。

最初はまったく支援金が集まらず、

このままでは達成は無理かと思えた彼女は

すべてをさらけ出して自分の想いを熱を伝えた。


クラウドファンディング終了間際。

今までが嘘のように、次から次へと集まる支援金。


ただただまっすぐに熱を伝えた彼女の言葉に

心震えた多くの人が彼女の想いひとつにかけた。


驚くべきことに、

目標金額の倍以上を集めて

クラウドファンディングは終了。


資金を調達した彼女は独演会の開催の権利を購入。


それだけではなく、

彼女は前売り券200枚を売り切ったのだ。


彼女の想いに応えて、

全国からえりも町に集まる人たち。


参加するひとりひとりが

どこから来たのかはわからないけれど。


ボランティアスタッフの中には

車で4時間の距離を運転して来た人、

驚くべきことに福岡から来た人までいた。


ひとりひとりが、彼女の想いに心打たれて

このためだけにえりも町にやって来たのだ。


当日は10時から設営開始。

集まった人たちはとても優しくて穏やかで、

そしてひとりひとりが自分で考えて行動した。


こうしたらどうだろう、

ああしたらどうだろう、

これがいる、あれを作ろう。


ひとりひとりが自分からてきぱき動き、

あれよあれよと会場が出来上がっていく。


西野さんたちが到着し、

プロの手で最後の仕上げが行われ。


準備が終わってとうとう開場。

それからは、あっという間だった。

 

 

西野さんのトークにひたすら笑うお客さんたち。


受付をしていたわたしの耳にも、

途切れることなくお客さんの笑い声が届く。


テレビでももちろん見れる。

でも、生で聞くのは全然違う。


そのパワーも、熱量も、感動も。

その時間に受け取れるものすべてが。


そして何よりも。


彼のトークを、このえりも町で聞ける、ということ。

当時女子高生だった彼女が、資金を集めて集客して

そして今日この日、ここに西野亮廣さんがいること。


それがどれだけ奇跡的なことなのか。


東京や名古屋や大阪や福岡ではなく。

この、北海道の小さな漁師町に彼がいる。


生で、彼のトークを聞けるという非現実。

でも、今確かにここにそれが実現している。


それは、

不可能を可能にした、ということなのだ。


田舎だから、

子どもだから、

お金がないから、

経験がないから。


すべての言い訳を覆して、ここに実現したもの。


それが、きっと彼女がこのえりも町に届けたかったもの。


彼女だから出来たこと、

ではなくて。

誰もが可能性を持っている。

 

 

終演後、

みんなが笑顔で帰って行った。

たくさんの人が絵本を買って行った。

 

 

西野さんのトークにも、

たくさんの気付きがあったけれど。


西野さんの絵本の中にも、

たくさんの気付きがある。


子どもだけではなく、

大人も読んで涙して、

そして次への一歩を

踏み出せると、いい。

 

彼はは笑いに乗せて、

絵本の物語に乗せて、

たくさんの勇気を希望をくれる。


絵本に出てくるひとりひとりはわたしたちで。

絵本に出てくるひとりひとりが教えてくれる。


自分がどう思っているのか、どう感じているのか。

何をやりたくて何をやりたくなくて、どうしたいのか。


物語を読んでいくうちに、

自分の物語が紐解かれて行くような。


絵本を読んで感動して涙して。

物語そのものを楽しむことも出来るけれど。


その感動と涙の先に、自分の物語が続いていく。


この日の数時間の笑いと感動を、

ただ面白かったね楽しかったねだけで

この日のすべてを消化してしまうのではなく、


この日の、絵本の感動を胸に、

一歩でも半歩でも自分の道を進む人が現れたなら。


それは本当に本当に素晴らしいことだと思う。


それはもちろんわたし自身にも言えることで。

 

 

これを書きながらも、改めて自分を省みる。

 

 

たとえ世の中のすべてから

否定され批判され弾かれたとしても。


自分が本当にやりたいことは何だろうか。


やりたいことがあるなら何故一歩を踏み出せないのか。

 

 

ちょうど、色々見失っていたこの時に、

ここに来てこうして改めて彼女の成し遂げたことを

感じることが出来たことそのものが、ギフトだった。

 

 

このタイミングで

ここに来れた幸福に、

この日の巡り合わせに、

ただただ、感謝します。

 

 

ありがとうございます。

 

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独演会中は写真が撮れなかったので、

終演後のショットと、美しき襟裳岬を。

 

 

帰る道すがらの海岸線の景色もとても美しかった。


写真ではなにひとつうまく伝えられないのが悔しい。


本当に、素敵な町、素敵な時間でした。

 

 

2017.4.29. 北海道えりも町にて