心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

「めす展」捕食されているのか捕食させているのか。果実と女性と生と性。

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(不快と感じられる表現がありますのでご注意ください)

 

 

割れた果実の瑞々しい断面。

生々しく滴り落ちるそれに、


どこか、いのちの淫靡さを感じたことはないか。


果実は、おしべとめしべが織り成すいのちの結晶。


受精し肉を纏い形を成す、割れたそこから臓器が見える。


それは、まるで命宿るものの中を暴いたようで。


可愛らしく美味しくわたしたちを幸せにしてくれる果実。


トロピカルにファンシーに装いわたしたちを楽しませる。


どの果実も鮮やかで美しく夢のような姿で待ってくれる。


けれど、それは捕食されるため。

食べられ血と肉となり代償として次代の命を繋ぐ。


消費されるが果実のさだめ。


美しさと、可愛さと、鮮やかさ。

消費されるために、捕食されるために。


それは、女という性もそうではないか。


美しく可愛らしく彩り食べられるのを待つ。

より見つけてもらいやすく、より捕食されやすく。


それは次代への命を紡ぐために。


捕食されるための果実をばら撒かれる女性たち。


美しく可愛らしい彼女たちの肌を潰れた果実が彩る。


果実は彼女たち自身であり、彼女たちの未来の姿だ。


可愛い金柑。慎ましやかなブルーベリー、美しい苺。


すべてはまるごと食べられ誰かの血肉となってゆく。


それが果実のさだめ、性のさだめ、いのちのさだめ。

 

 

その、果実の断面から。


彼女たちと果実たちから。

 

わたしたちは抗えない生と性を見る。

  

  

「めす展」

期間:4/23(日)〜25(火)※明日まで!

時間:11:00〜18:30まで

場所:デザインフェスタギャラリー WEST 2-C(原宿)

http://www.designfestagallery.com/about/access