心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

舞台の上で、画面の向こうで光を放ち続けることを決意した人たち。

そこにいる人で、

光を放たない人は、

いなかった。

 

 

芸能事務所、スカイアイ・プロデュース。

所属するアーティスト写真の撮影現場で、

わたしはただただ、光を放つひとたちを、

写真の中で、更に眩しく輝くひとたちを、見た。

 

 

誤解を恐れずに言えば、

彼らはひとりひとり普通の人だ。

 

確かに、カッコよく、かわいく、美しいけれど。

同じくらい、カッコよく、かわいく、美しい人はいる。

 

わたしたちの周りにも。

 

 

では、何が違うのか。


カッコいいだけでは、

かわいいだけでは、

美しいだけでは、


それだけではなく。

 

 

彼らは「決めた」人たち。


年齢も性別も

どこで何をしているかも

何一つ、関係なく。


自分で、舞台に立つ、と決めた人たち。

自分の光で、世界を照らそうと決めた人たち。


そして、行動し続ける人たちだ。


舞台の上に立てば、

カメラの前に立てば。


彼らはプロの顔になる。


シャッター音と共にくるくると変わる表情。


一瞬にして纏う雰囲気が変わり別人になる。


苺さんが指示を出す。

即座に反応する。

それがプロの現場だ。

 

 

アーティスト写真は自分の運命を決める写真。

  

 

苺さんの撮影は早い。

 

何度かシャッターを切れば終わる。

 

そんな少ない回数で撮れているの?

とうっかり思ってしまうくらいに。

 

それでも、そこに写っているのは、

目の前に見えるその人それ以上に、

光り輝く、ひとりのアーティスト。

 

 

苺さんは、

瞬時にその人の光を見つけて

ファインダーに閉じ込める天才だ。

 

 

その、短い、本当に短い時間に、

自分の一番の輝きを放ち続ける。

 

 

もちろん、舞台でも映画でもドラマでも。

場所は違えどいつだってそうなのだろう。

 

 

そこに、見栄や照れが入る余地はない。

 

 

ただただ、

最高の自分であること。

最高の自分であり続けること。

カメラの前では。観客の前では。

 

 

自分で決めて、自分の足でこの場所に立つ彼らの瞳は。

 

 

ひとり残らず、きらきらと輝いていた。

 

 

 ふと、思う。

 

 

わたしたちは、こんなにも輝いて生きているだろうか。

 

 

こんなにも、まっすぐに真摯に生きているだろうか。

 

 

日々の中で、心をすり減らし、光を見失ってはいないか。

 

 

ああ、だからこそ。

 

 

彼らのような光が必要なのだ。

 

 

舞台も映画もドラマも。

 

日常に絶対に必要なものではない。

 

それでも、わたしたちはそれを求める。

 

その向こうに、きらきらと輝く光を見たいから。

 

自分が失ってしまったかもしれない、光のかけらを。

 

そして、もう一度その光から元気をもらって輝くために。

  

  

この事務所にいるひとたちは、

アーティストだけではなく社員の方も、

ひとりひとりがきらきらと輝いていた。

 

この現場で、苺さんの撮影風景を撮らせてもらって。

そうしている間、わたしはずっと楽しくて幸せだった。


それは、きっとここにいる人たちがそうだから。

ひとりひとりが優しくて温かくて、心地よい人たち。


そんな人たちばかりが集まる空間だから、

とても楽しくて心地よい場所になる。


優しくて、温かくて。

それだけでは、ということもあるだろう。


でも、これからはそれが重要なのではないか。

SNSの普及で個人が情報の発信源になった時代。

 

人の口に戸は立てられない、

という言葉がこんなにも相応しい時代もない。

 

ぽろりとこぼした一言が瞬く間に拡散され、

ちょっとした矛盾に突っ込みが入り叩かれる。


一夜にして、天国から地獄へ叩き落とされる。


それに対する防衛策は、結局人が求めているのは、

温かくて優しい、そんな人なんじゃないだろうか。

  

 

それだけではなく、

わたしがここにいる人たちを

素敵だなあ、好きだなあと思ったから。


だからこそ、この時代に花開いて欲しいと思う。

ひとりひとりが、自分に与えられた舞台の上で。

 

 

  

  

苺さんが本当に楽しそうに

写真を撮る様を見つめながら、

本当に、ほんとうに、心から。

写真が大好きなんだなと震える。


その最高の笑顔を収めたいと思う。

 

角度を変えて、向きを変えて、フォーカスを変えて。

苺さんが、アーティストの最高の一瞬を収めるなら、

わたしは苺さんの最高の一瞬をカメラに収めたいと。


苺さんは、写真の神様に愛された人。

そして、写真の神様に感謝し、愛する人

 

苺さんは、いつも、

写真の神様に、被写体に感謝しながら、撮る。

 

その感謝の気持ちが、

さらに、よりいっそう、

苺さんの写真を輝かせるのだろう。

 

わたしは、苺さんの写真を見ていつも不思議に思う。

なぜこんなにも、光があふれているように見えるのか。

 

もちろん、写真そのものが素晴らしいのは勿論だけど。

 

それでも、なぜこんなにもきらきらと輝いているのか。

 

その理由がきっと、そこにあるような気がしてならない。

 

写真は、撮るものではなく撮らせてもらうもの。

 

素晴らしい一枚が撮れた時、

喜んでも、誇っても、いい。


けれど同時に、奇跡の一枚を

撮らせてもらえたそのことに、

心から感謝したいと思うのだ。

 

苺さんのその姿勢を見習いたくて、

どこかに仕事として撮りに行くとき、

どこかに仕事として話を聞きに行くとき、

必ず、自宅の最寄りの神社で今日の成功を願う。


そして、30分前にはカフェか落ち着ける場所で、

今日の現場に思いを馳せて意識を集中し整える。

 

自分を限りなくフラットにして。

その現場の雰囲気に溶け込めるように。

 

わたしは写真を撮るときは静かな凪の海にいるから。

だから、別の場所からの風も波も、排除しておきたい。

 

まだ、わたしの海は波立つ。

もっともっと静かな世界に行きたい。

もっともっと本質そのものを撮れるように。

 

 

  

  

この現場に同行させてもらって。

感じたこと、学んだこと、得たものは、

数限りなく。到底これだけでは語り尽くせません。

 

本当に、本当に、

この機会を頂けたことに感謝しています。

そして、それと同時に、

このご恩を、もっともっと返したいと思うのです。

 

どれだけ返せるかはわからないけれど。

ご恩は積み重なるばかりでもあるけれど。

何年かかっても。別の形でも、別の場所ででも。

  

この日ご一緒して頂いたすべての方に。

本当に、本当に心から。ありがとうございます。

 

 

スカイアイ・プロデュース

http://skyiproduce.com


夏野苺official web site

http://www.ichigo-natsuno.com