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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

満員電車。混雑の中に埋もれる「ふつうのやさしさ」。

ただ、毎日電車に乗っているだけで、

幸せなことは、たくさんあるような、
そんな気になったりすることがある。

朝からこんなに人でもみくちゃにされて、
それでも誰かのために道を開けてあげる。

なんでもないことかもしれないけれど、
そんな人がいること、とか。

満員電車の中で、
ぎゅうぎゅうと押されながら 
何十分も過ごすことは、
それだけでストレスが溜まること。

そんなストレスがいっぱいの状況の中、
それでも誰かのために動けるのだとしたら、
実はそれだけですごいことなんじゃないだろうか。

電車が遅延して、急いで、ぶつかって、怒鳴って。

実は、そんな風にいらいらしてしまうことこそが、
普通の人の反応だったりするんじゃないだろうか。

ただ、黙って、平常心で。
むしろ時には隣の人に、
側にいる人たちに、

優しさを振りまきながら乗り続けられることは、
普通のようでいて、とっても尊いこと、かもしれない。

わたしたちは、
当たり前にあるものへの、
感謝とか、喜びとかを。

やっぱりすぐに忘れてしまう。

道を譲ってくれたお兄さん。
声を出してくれたおじさん。
外で待ってくれたお姉さん。

そういう普通の人たちを、「優しい」と言うのだ。