心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

満員電車。人でないもの。

車輌トラブルで電車が遅延。

朝の一番混雑するタイミングで、
ホームにあふれる人、人、人。

電車がホームに滑り込み、
我先にと乗り込もうとする人たち。
電車のドアが閉まらなくなって、
まるで荷物を押し込むように、
電車の中に押し込められる人たち。

これは、なんだろうかと思う。

まるで、人ではないようだ。

なんだかとても
シュールな光景を見ているような、
そんな気持ちになった。

人として扱われずに、
電車に詰め込まれて、
会社に届けられる人。

そんな状況になっても、
会社へと急ぐ、人たち。

なんのために。

どうして。

絶対に、
この電車に乗らないと、
いけないの?

そんなことを、
ぐるぐると考えながら、

わたしも人でないものになる。

人でないものを、人に戻したいと思いながら。