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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

神社。その地のすべてを守り、すべてを内包する場所への感謝から始める。

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しん、とした空気。

神主もおらず、手水舎の水もない。

そんな、寂れた神社がふたつ。

それが、わたしの地元だ。


それでも、そんな神主がいない神社に村の人は行事のたびに集まる。

寂れているけれど、荒廃してはいない。

人の気配はないけれど、神の気配はある。



そんな、不思議な神社がふたつ。


お札ももらえないし、おみくじも引けない。


お詣りに行っても、境内に誰もいないけれど。


それでも、わたしが幼い頃からずっと過ごしてきた場所。



とてもとても、大切な場所なのだ。



そんなことを、静かにお詣りをしながら思う。


昔は、神社に行くことをどうでもいい、くだらないことだと思っていた。


今は、神社にお詣り出来ることの幸福を思う。


神社は、その土地の祈りを集める場所。



その土地の人々そのものだから。



まるで、ご先祖様に感謝をするように、ご先祖様を含む、この地のすべてが詰まっている神社に感謝をする。


そんな風に、神社をとらえるようになった。


わたしは、リアリストだった。しかも斜に構えた。



だから、神社に対してこんな風に思う日が来るとは思わなかったけれど。 


でも、そんな風に思える今の方が、豊かで幸せだと思う。



育ててくれたこの地のすべてに感謝を。


そこから、新しい年が、始まるのだ。