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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

水の森 絵本の中の、とても優しくあたたかい、深い森。

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とても、とても美しい、水と森の世界。



その絵の筆致は、まるでどこか夢の世界を描いているようだった。

幻想的で、まるで今にも消えてしまいそうで、そこには妖精が住んでいるかのような、淡く、優しく、美しい世界。


何年も前に、訪れた、そして必ずまた訪れると誓った、屋久島の風景が思い浮かんだ。


どこの森とも書いていない。


どこの国とも書いていない。


けれど、わたしの脳裏に浮かんだのは屋久島のあの光景だった。


屋久島を思い出す時、わたしの視界は深い緑に染まる。


どこまでも続く、深い、深い緑の連なり。


どこまでも続く、青い、青い透明なそら。



そして、屋久島では、どこにいても、




水の気配がする。




屋久島は、芳醇な、水の島だった。

屋久島は、水濡れた美しい緑に包まれていた。



水が森を育み、


森が水を守る。



淡く、美しく、優しい絵本の世界の中で。


まるで、


水と、森が、ダンスをしているようだった。



優しい、優しい、淡い光の中で。


楽しそうに、嬉しそうに、


ダンスをしているような。



きらきらと優しい光に包まれた、


あの絵本の中の世界を思い浮かべるだけで、


なんだか森の中でおやすみしているような、



そんな、ここちよいやすらぎを、感じる。



あの絵本の中には森がある。


ほんとうの屋久島の森よりも、



深く、


優しく、


あたたかい、



豊かな森が。




やさしい森にいやされたい、


そう思ったら。


この絵本をひらくのも、いいのかもしれない。

水の森

水の森