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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

蕎麦を打つこと。自分と、蕎麦と、向き合う豊かな時間。

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古民家で蕎麦を打つ。


東京のど真ん中で、そんな素敵なことが出来るなんて。
わたしの友人が主催する、とっても素敵なイベントの、カメラマンをして来ました。

本当に、優しくどこか落ち着ける、まるで田舎のおばあちゃんのお家に帰ってきたかのような素敵な場所で、丁寧に心を込めて蕎麦を打つ。

お蕎麦がびっくりしないようにね、と。

まるで蕎麦に命が宿っているかのように作り方を説明してくれる先生はとっても笑顔が素敵で。

本当に蕎麦が好きで、蕎麦を作る時間を、蕎麦と一緒に過ごす時間を、とてもとても大切にしているのだなとそう思う。

まるで大切なひとを扱うかのように、蕎麦粉にお水を入れて、丁寧に混ぜて、丁寧に捏ねていく。
小麦を入れない十割蕎麦は、放っておくとすぐに固くなる。
だからこそ、常に乾かないように、ずっとそばでその様子を見守ることが大切。

そんな風に、丁寧に、丁寧に。

蕎麦と向き合いながら作るから、だから蕎麦が美味しくなる。
だから蕎麦を作る時間が、食べる時間が、一緒に食べて過ごす時間が、大切でかけがえのないものに、なるのだろう。

目の前の蕎麦にだけ向き合って、蕎麦とともに過ごす時間。それはとても心を静かにしてくれて、自分と向き合う時間をくれる。

ただただ一心に、心を込めて蕎麦を捏ねる。打つ。切る。

その間、世界には自分と蕎麦だけがいて。

世界はしんと静まりかえる。



美味しい蕎麦をすぐそばに。

それはただ蕎麦を食べる時間じゃなくて、それを作るその時間がとても豊かな時間だから。

自分の手で蕎麦粉を練って、自分の手で蕎麦粉を延ばして。

すべて、すべての自分の手の力で、作り上げる蕎麦。

蕎麦を作る、蕎麦を食べる。

それは、ただ食べること、栄養を得ることだけではなくて、とても大切な時間をも連れてきてくれていたのではないかと、そんなことを思った。

わたしは蕎麦を打たなかったけれど。

なんとなく、彼女が蕎麦に込めた、その想いを同じ空間で聴いたような気がしたのだ。


素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
本当に、本当に、ありがとうございます。


TOKYO SMILE BEGGIES