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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

えんとつ町のプペルオーケストラ〜お金を払っているのに設営から出演までやらされる合唱団〜

世間は「えんとつ町のプペル展」の開催に湧いていますが、わたしはひとりまだハロウィンの日にいるのでマイペースにハロウィンのことを書きます。


深夜&早朝のハロウィンのごみ拾いの後に訪れたのが「えんとつ町のプペルオーケストラ〜お金を払っているのに設営から出演までやらされる合唱団〜」。

すでに眠気は限界、喉はカラカラ、体はフラフラ。
けれど休憩のために訪れた、スタバの店員さんに声かけてもらってごみ拾いありがとうございます!って言ってもらって復活。

何をするのかどんな風になるのかわからずに、とにかくふらりと顔を出す。完全にノリで参加を決めたので、なにひとつまったく歌の練習もしていないことに来てから気付く。何なら歌も数回しか聴いたことがないというwww

ひとりグダグダな状態でいざスタート。
垂れ幕作る人ー!三角フラッグ作る人ー!風船膨らませる人ー!歌詞カード折る人ー!
いくつかのグループに分かれてみんなでステージ作りから。わたしはもちろん?歌詞カード折る人に。ただカードを折って表紙と中身を糊付けするだけの作業は無心になれて異様に燃えるのです。

が。
ぐだぐだのわたしはここでもスタートダッシュが遅かった。わたしが列に並んで受け取りに行ったその時には。すでに満員御礼チケット完売。
とりあえず近くにいる人に何枚か分けてもらったけれど、それも一瞬で折り終わり。

仕方がないので勝手にカメラマン。
わたしは遠景で撮ることがすごく苦手で。
やっぱり難しいなあとひとしきり。けれどどこをどう切り取るか、それを考えるいい練習になった時間だった。

風船も歌詞カードも続々と完了し。
そして暇になったら遊び出す皆様。

特に風船チームは我が意を得たり。
風船をボール代わりにあちこちへ。
カラフルかわいい風船が舞い踊る。

ひとりが始めるともう止まらない。
あちらこちらでふわふわプカプカ。
もちろんそんなことをしていたら。
当然あちこちで風船が割れてゆく。

せっかくみんなで作った風船たち。
それがどんどん減っていくなんて。

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前代未聞の設営作業。みんなでわいわいごっちゃごちゃ。作っているのか壊しているのか働いてるのか遊んでいるのか。
そもそもひとりひとりがお客でスタッフだ。

そんなヘンテコな合唱団。

それでもそこには笑顔があって。

みんな楽しくてワクワクしてて。

何にも決まってなくて誰も止めない。

それでもみんなが一生懸命で。笑いながら、楽しみながら、ひとつの作品が出来上がっていく。

ひとりひとりがこの場所に、楽しむために来てる。
ひとりひとりがこの場所に、創り上げるために来てる。


全員素人で集まるのは今日が初めてなんて。
そんな中ではもちろんハプニングがたくさん起こる。けれどすぐにだれかから解決策が提示されてすぐにまただれかが動く。
そうやって、まるでつぎはぎだらけでみっともなくて、効率性とかそんなもの、どこかに行ってしまったかのような、そんなめちゃくちゃな場が、なんだかとっても楽しい。

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素晴らしいステージが用意されているわけではなく。
(てゆか自分たちで作る)

素晴らしい歌声に酔うことができるわけでも、ない。
(むしろ自分たちで歌う)

そんな場が、ただひたすらに楽しくて、たまらない。


まるでなにひとつわからなくて、それでもひとりひとりを信頼して。ただみんなで創り上げることそのものが楽しくて、素晴らしいものが出来たら最高に嬉しいけれど、出来なかったとしても最高に楽しかった、あの文化祭の日のあの時間のような。

苦しくても迷っても惑っても、なんだかんだと終わってしまえばすべてが楽しかったような気がする夢の時間。


エンターテイメントの本質はこれだ、とそう思う。

西野さんに繰り返し繰り返し見せてもらっているけれど。

結局その世界に入って自分もその一員になって楽しむことが一番心に残るし面白い。最高の娯楽なのだ。


そう思うと、わたしがこうして書いていることも、きっと最高の娯楽なのだ。
なぜなら、こうして書くことで、わたしが触れた世界に深く入り込むことが出来る。
自分からそこへ入り込んで、その世界を更に拡張する。その世界の一部を自分で作り上げる。


だからBlogやFacebookInstagramが流行るのかもしれない。


みんなが自分の世界を作り出したくて、自分がその世界の一部を作り出したい。


それを手軽に叶えてくれるのがこれらのツールなのだ。


そんなことにも想いを馳せる、オーケストラの時間だった。
ちゃんと仕事しろよと自分にはツッコミが入るけれども。

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遊びながら楽しみながら、設営が終わった後はもちろん今回のメインイベント、客自らの合唱団。


総勢100名を超える、素人集団。
しかも与えられた時間は数時間。


ひとりひとりが携帯で、「えんとつ町のプペル」を必死に聴いて、練習する。
コーラス隊にはパートリーダーが立ち上がり、みんなをまとめて練習に励む。


即席の、突貫工事の合唱団。でもみんなが本気でみんなが一生懸命だった。

今日だけしかないから。
このメンバーで、この場所で、こうして合唱出来るのは、今日のこの日、この時だけ。
もう二度と、この同じメンバーが集まることのない、一度限りの奇跡の合唱団。


何度も何度も音を合わせ、何度も何度も失敗し、その度にアイデアが次から次へと出てきてすぐさま修正してまた歌う。そうして繰り返すそのうちに、どんどん形になっていく合唱団。

時間は限られ次の予定が入ってる。正真正銘ラストチャンス。勢い勇んで歌い出し、最初にいきなりずっこけて、でもすぐさまリカバリ再合唱。

不思議なくらいにみんなが揃って指揮者もにこにこリズムに乗って、オーケストラ、合唱団、指揮者にそしてその場にいた人みんながみんな、ひとつになって歌い切る。

もちろんそうは言っても素人で、全然合わないところとか、音を外していたりとか、細かいことを言い出せば、全くもってキリがない。


それでもとにもかくにもひとつになって、たった数時間で仕上げた素人たちの即席合唱団。


最後もまたもやバタバタで、時間がないやら片付けなきゃなら。それでもそれも含めてとにかくなんだか楽しかった。自分のコーラスが最高の出来だったかどうかなんてわからない。

けれど、最高に楽しかったのだけは紛れもなく本当。


そしてこれがエンタメなんだと、エンタメの本質ってきっとここだとそう思う。


何をやるかなんてどうでもよくて、面白くて楽しい人たちと、その世界の中にどっぷり浸かって心から笑って楽しんで体と頭を動かして。

それがきっとエンターテイメントっていうことなんだろう。

そんなことを教えてもらったオーケストラ。
喉は完全に潰れて最後は歌えていたかもわからないけど。


でも、楽しかったことだけは、全力で歌ったってことだけは事実だ。


ノリで参加したけど眠気は限界だったけど、それでも参加して良かったなあってそう思う。


この日ご一緒してくれたみなさま、本当にありがとう、ございますーー!!!


そんな素晴らしい時間をくれた西野さんの「えんとつ町のプペル展」が表参道界隈で絶賛開催中です。

入場無料なのであの辺りにふらりと行くよ!って方はぜひ。ちょっと足を伸ばしてでも是非是非!行ってみてください!!

きっと、見たこともない世界が広がっているはず。

セゾンアートギャラリー(入場無料)
11/3〜11/30 11:00〜18:00(最終入場 17:30)

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