心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

からだ、ぜんぶでうたう。生きるように歌うひと。

歌声から、彼女自身がにじみ出る。

彼女のうたは、彼女のたましいそのもの。
彼女は歌とともに生きている。

歌が好きでたまらない、
というよりも
歌うことが生きることだ、
という叫びを
彼女の歌から聞いた気がした。

透き通った、深く、優しく、広がる歌声。
ゆるやかで穏やかな旋律から、
体の奥底から爆発するような声量。

その、彼女の存在が乗ったかのような、
そんな歌に、心が震えてならなかった。

彼女のそのありように気づけば涙していた。

彼女の歌は、波のよう。
音というよりは、
質量を持った波として、聴き手に届く。

だから、心が揺さぶられる。

彼女の歌には、
わたしが大切にしたいもの、
わたしが日々感じていることが、
たくさんたくさん詰まっていて。

わたしはこれを受け取りに、
この夜ここに来たのかも、
と感じていました。

そんな彼女の歌と響き合い、
豊かな世界を創り上げる
りえさんの朗読。

物語を、詞を朗読する、
というその行為に、
読み手のあり方が現れる。

朗読も歌なのだ。

朗読で、こんなに心が震えたことはなかった。

りえさんが朗読する世界は、
とても優しく、どこまでも暖かかった。

その優しさに包まれて、
彼女が紡ぐ言葉に誘われて、
最初から最後まで涙があふれてならなかった。

自分一人で物語を読むことも素敵だけれど。

誰かの世界観に寄り添って
その世界を聴くことが、
こんなにも心が震えることだとは知らなかった。

一度読んで味わった世界が生まれ変わる。

美しい人を通して見た世界は、美しい。

ここのところ、表現するということの素晴らしさに、触れ続けている。気づかせられ続けている。
そして、表現されることに、感動できる、心震わせられる自分であることが幸せだなあと思う。

昔は感じられなかった。触れようとすら思っていなかった。
あたりまえのことを大切に。一瞬一瞬を大切に。
感じられることそのものが、本当に奇跡的で、大切なことなんだと改めて思った夜でした。

とてもとても、幸せで満たされる時間をありがとうございました。


そして。
4月から10月。
クルーズで歌う日々。
長い長い旅を経て、引田香織さんが戻ってきます。

ぜひ、彼女の歌声を生で聴いて欲しい。

行くかどうかを迷ったらこちらを。


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