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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

奇跡の、偶然の、必然の再会。何もしなくても。タイミングが合えばまた会える。

何ヶ月ぶり、もしかしたら何年ぶりかもしれない。


予定の合間で1時間もいることができない、でも参加すると決めていた英会話スクールのスピーチコンテスト。
最後まで迷って、それでも行こうと決めて行ったその場所に、彼女はいた。

ふつりと縁が切れて、もうこれ以降もしかしたら繋がらないかもしれない、でも、それでもいつまでも待とう、いつ帰ってきても彼女を何も聞かずに迎え入れようと、あの別れのときに友人たちと誓った、あの日。

再会はいつも突然で、そして必然だと思う。

こんなにも人がたくさんいるこの日本で、東京で、たまたま会う、ということはきっとないのだと知っている。

どんな出会いも偶然で、必然なのだと、この日もそう思った。

彼女とわたしは会うべくして会ったのだし、再会するべくして再会した。

彼女はかつてと同じように美しく笑っていて、でもそれは超えてきた者のそれだった。

かつての彼女の笑顔をはっきりと思い出せるわけではないけれど、かつての彼女より芯がしっかりして、彼女の中で大切な、軸のようなものが立ったのだと、そう思う。

なんだかとても安心した。

彼女はかつての通りに優しくて、情が深くて、可愛らしかった。彼女の素晴らしいところはそのままに、より一層、深く、広く、優しくなった彼女がいた。

わたしは自分が思うように、思うままに生きるようになって。そうしてかつてともにいた人たちと少し縁遠くなっていた。

だから、こうしてあの時と変わらずに、けれどあの時よりも確かに、深く、話すことが出来るということが、とてもとても嬉しかった。

別に深い話をしたわけじゃない。
他愛もない、なんでもない、普通の話。

それでも、かつてのあの時よりも、深く分かり合えている、そんな気がしたのだ。

あれから時が経った。

彼女も変わった、わたしも変わった。

そして、お互い変わったその上で、また同じように会話が出来ることの、なんと幸せなことか。

変わってしまったがゆえに切れてしまう縁がある。
変わってしまったがゆえに離れてしまう縁がある。

でも、こうして再び繋がる縁も。また、あるのだ。

それが不思議で面白くてとてもとてもありがたい。

自分が無理に何かをすることがなくても、繋がる縁は繋がる。ふつりと切れた縁を慌てて追いかけることはない。

ただ、自分を、周りを、目の前にある一瞬一瞬を、丁寧に、大切にしながら生きること。

そうすれば、再会は訪れる。出会いはやってくる。

そういうものなのだ。


この日、このタイミングで、再会できたこと。
あの時と同じようにふたりで笑い合えたこと。


本当に、本当に、ありがとうございます。

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