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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

KEISUKE MATSUSHIMA コルクの息遣いを感じるために。

きっかけは、わたしの尊敬する人が制作に関わっている、ワインのコルクを使ったコルクアート。

エチケットと違って捨てられるだけのコルクに、コルクひとつひとつが持つ味わいを大切に、アートとして新たに命を吹き込む。


飾られる場所がレストランだというのもまた素晴らしい。美味しいワインを味わいながら、このコルクがどんなアートとして生まれ変わるのか、なんて未来に想いを馳せる。


ワインのコルクにはひとつひとつ、美味しい楽しいと感じた時間が詰まっていて。ひとつひとつにワインを育てた年月が染み込んでいる。

そんな想いと時間が詰まったコルクがまたアートという形で食事の場に戻ってくるなんて。


食卓を彩るワインに寄り添うコルクを、また違う形で食卓に呼び戻すような粋な計らいをした松嶋シェフも素敵だ。


このコルクアートは色止めをしていないという。

まるで年月を経た皮がその味わいを増すように、この絵も時を経るごとに色合いが変わっていく。

それがまた、コルクのパートナーのワインのありようそのままだった。


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この絵が店内に飾られているのは10月の半ばまで、ということで、それまでには絶対に観に行きたいと思っていた。


本当は、ひとりでも行こうと思っていたけれど、やっぱり美味しい料理と幸せな空間は、誰かと分かち合ってこそ、と思い直し。


けれど誰とも予定が合わず、途方に暮れていたところに舞い込んだ「フランスワインと秋の味覚の会」。


普段は国外にいる松嶋シェフと、コルクアートを制作されたソムリエの久保さんが参加するというわたしにとってまさに奇跡の会。


これだ、と思って申し込んだその先には、とてもとても美味しくて楽しくて幸せな時間が広がっていました。


ドアを開けたその先に、迎えてくれたのはグレースケリー。


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廊下を進んだ奥には、シャガールが静かな眼差しを湛える。


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ふと横に目をやれば、そこにいるのは美しきマリアカラス。


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ひとつひとつが個性的で、ひとつひとつがとても優しかった。


こんな絵がすぐそばにある食卓は、ワインの過去と未来に想いを馳せて、彼らが生きた時代を懐かしみ、ワインと食事の歴史にも触れたくなるような、そんな豊かな時間になる。そんな気がする素敵な絵でした。


会が始まるその前に、出迎えてくれたコルクアートに心が十分満たされて、もちろんそれだけで終わるわけもなく。その後もまた素晴らしい時間が広がっていたのでした。


長くなってしまったので続きます。


La Vinee

http://www.lavinee.jp

(コルクアートを制作された久保さんがおられるワインショップです。ここにしかないワインもあります。大切な人への贈り物はぜひここで。)


KEISUKE MATSUSHIMA

http://keisukematsushima.tokyo