心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

終わりの始まり。最後の時間を愛おしむ。流れるままに手放し受け入れる日々。

終わりを決めると今目の前にある、なんてことのない現実が、とても愛おしくなる。

ここに行くのもこれが最後か、とか。
彼らと会うのもこれが最後か、とか。

毎日、いろんなものにさようならを伝えてく。

これまでのめいっぱいの感謝を込めて、ひとつひとつに心の中で丁寧に、さようならを伝えていく。

かつてはずっと続いていくと思っていた、同じように繰り返す明日を自分の手で終わらせる。

去年から、この日々はそんなに長くは続かないだろうと薄々は感じていたけれど。

あの夜わたしは決意して。

そうして毎日ゆっくりとひとつずつ、今までの自分に別れを告げている。

わたしは次の場所へゆく。

その決意と覚悟がようやく固まったのだ。

そのためにより一層、今の日々を大切にしようとそう思う。

わたしを育ててくれたのは、間違いなくこの場所で、ここにいる人たちで。

いろいろ思うことはたくさんあれど、それは間違いない事実だから。

わたしは昨年末にも決断しようとした。
けれど、どうしても踏み出しきれなかった。

それは、彼らに会うためだったのだと、彼らと共に歩むためだったのだと今なら思う。

彼らと出会ってから、どんどん周りの景色が変わってゆく。

自分で決めた仕事のことだけではなくて、プライベートでも、ああ、これが最後になるのかもしれないなあと、そんなことを思いながら日々を過ごしてる。

ずっと共に歩むのだと思っていた人と、ご縁が切れたりタイミングが合わなくなったり。

そんな風に、時が来て、消えていく関係性がある。

明日はなにひとつ約束されていなくて。
明日なにが起こるかなんてわからない。

そう考えると、今ここで過ごす日々は、もう二度と得られない、大切な日々なんだろうとそんなことを思う。

別れを告げる場所も人も見えている。

わたしがどう思うかとか、そんなことは関係なく。
それは、自然にぷつりと切れてしまうものなのだ。

わたしはそれを受け入れる。

悲しんだり、しがみついたりせずに。

ただ、自分の元へやってきたものを受け入れる。

そんな風に、これから半年を生きていこう。

たとえなにひとつ明日のことを決めなかったとしても、そんな風に生きていけたらとてもいい。


毎日を愛おしんで、ひとつひとつ、手放して。
次に進む場所のものを受け入れられるように。


会社の人の後ろ姿を見ながらそんなことを思う夜。


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