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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

おとなの学校 勝手にサーカス!? 〜五限目〜 石川 玄哉先生 「なにもないからなんでもできる、そんな家具屋の話」

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27歳、彼はどこにでもいる会社員だった。

突然、家具屋になりたいと思った彼は会社を辞める。


その時、彼には何もなかった。

お金も、知識も、情報も、能力も、人脈も、家具屋として起業するために必要なものは何ひとつ。

そんな彼に出来たことは、ただただ「伝える」こと。


「何もできない」自分をさらけ出し、それでもやりたいことがあるのだと。


ただ、何十人、何百人と伝えていく。

そうすると、何もないところから生まれるものがある。繋がる縁がある。形になるものがある。

自分が凄くなったわけでも、何か凄いものを手に入れたわけでもないのに。

どんどん「やりたい」に向かって未来が練り上げられていく。


彼が会社員として勤めていた数年間で得た知識、能力、人との繋がりはたくさんあったはずだ。

前職のそれらすべてが全く役に立たない「オーダーメイドの家具屋」を目指したからこそ、彼は「何もない」自分になった。


何ひとつ、世の中に価値を提供できない自分であるというところから始める。

なにひとつ、自分を肯定してくれる社会的価値がない中で、それでも自分がやりたいことはこれだ、とその想いだけを持って一歩を踏み出す。


それは、目指す未来に必要なものを何ひとつ持っていなくても、想いと勇気があれば誰にでも、いまここから出来ること。


けれど。


「何もできない」

それを認め、さらけ出すことがどれだけ恐ろしいことか。

わたしたちの多くは「自分が出来ること」を増やすことによって、「自分がこの世に役に立てている」ということを確認することによって、自分のアイデンティティーを保っている。


何もない自分を認めることは、自分の立っている足下が崩れ落ちること。

それは「死」に等しい。


その恐怖に追い立てられるように、足下が崩れないように、知識を、技術を、人脈を得るためにひた走る。


そして、「伝える」ことを遅らせるのだ。


それが未来を遠ざけることを知りながら。


「これをやりたい」

その想いが最も新鮮で、最も輝きを放つのは、そう思ったまさにその時。 


時間が経てばどうしても輝きは失われていく。

知識を、技術を、人脈を得たその後に、想いの火が陰っていたら。


その想いは、決して伝わらない。


自分の想いが輝きを放っていなければ、誰よりも何よりも自分が最高にワクワクしていなければ、誰かの心を震わせることなど出来はしないのだ。


29歳、彼の会社は2周年を迎えた。

ただの家具屋が、たった2年で、自治体と大企業の後援を得て、300人以上を熱狂させるパーティを開く。

そんな未来が現実のものとなっていた。


何もない。何も決めていない。未来に制限を設けない。

ただ、自分がワクワクすること、自分のやりたいど真ん中だけを生きること。

それこそが、彼を驚くほどワクワクする未来に近付ける。


彼はこれからも、想像できない未来を創り上げていく。そんな彼のこれからがほんとーーに!楽しみで仕方ない。


そして、彼はその生き様で「ゼロから生み出すことができる」ということを伝え続けてくれているのだ、と思う。


彼の話を聞けてよかった。

彼の人生を知れてよかった。


彼に会えてよかった。

心からそう思う。


本当に素晴らしい時間でした。


そんな彼が作るのは、使う人ひとりひとりの想いをカタチにするために、創る人ひとりひとりが想いを込めた、この世に一つだけのオーダーメイドの家具。


ひとつひとつの木目に心を込めて、そのひとの「想い」を家具に託して100年先の未来に繋ぐ。


家具の一部になったとしても、木は生き続けている。その木目に込めた心とともに、それを使うひとたちの心とともに、育っていく。


心を込めてその木目と向き合えば、きっと家具はそれに応えて風合いを増し、美しく時間を重ねていくだろう。

心を忘れ、道具としておざなりに扱えば、哀しく朽ちていくだろう。


それは、山々に生きる木々とは違うけれど、人とともに生きる木々のひとつの在り方だ。


100年先への想いを込めて作られた家具を次の100年に繋ぐのは、作り手ではなくわたしたち。


丁寧に作られ、丁寧に使われた家具は、数百年の歴史を刻む。

家具は家とともに、人とともにあってこそ。

そこには、その家具に想いを込めた人たちの時間が刻まれる。


そんな家具とともに過ごすあり方は、わたしたちの生活すら変えていくのではないだろうか。


100年家具は100年先の未来を変える。 


KIJIN 

http://kijinwood.jp



そんな素晴らしい先生たちで彩られた最高の夜。

またもや最高の先生たちを携えて、下北沢の夜に満を持して開校します。


興味があれば、是非。

 
【勝手にサーカス!? 第二夜】
10月1日(土)
開場:17:30
開演:18:00
会場:下北沢ろくでもない夜
   世田谷区北沢2ー6ー5 ルイビル3F
 
料金:前売り 3000円
   当日 3500円
※別途ドリンク代500円が必要です
 
出演:
佐藤 あみ(女優・書道家
佐藤 達矢(おもちゃメッセンジャー)
玉田 精 (旅する字書き)
詠美衣(えみい)(詠人・旅人)
延藤ミッツェル五郎(劇場支配人・漫画家・芸人)

 
シマウマフック(お笑い芸人)
 
上岡 清志(勝手にサーカス!?校長)
 
■チケットの予約方法
69demonai46@gmail.comに、題名は「10月1日勝手にサーカス!?予約」と入れていただき、「日程」「枚数」「連絡先」のご記入をお願い致します。