「想いと時間」をカタチにして、幸せな人生を送る人で溢れた世界に。素晴らしい瞬間に立ち会えた日。
2016年9月16日。
KIJIN 3rd anniversary party
今年は9月16日にやるのだと聞いてから、絶対にこの日は何をおいても参加する、と決めていた。
会社の三周年。記念すべき日。わたしはその日その場で彼を心からお祝いしたいと思ったし、彼を心から応援したいと思ったから。
KIJIN代表の石川玄哉さんとは今年の4月に会ったばかり。
それでも、その決断に一分の迷いもなかった。
多分、会ったその日に聞いたとしても、迷わず決断しただろう。
それほどまでに、彼は魅力的な人だった。
わたしは、彼ほどに素直で、彼ほどにまっすぐで、彼ほどに何ものにもとらわれず、自由に生きる人を知らない。
彼ほどに、ひとりひとりになにひとつ飾ることのない心からの想いを傾けてくれる人を知らない。
彼ほどに、毎日ワクワクして、素敵な未来を見て、それを語る人を知らない。
彼ほどに、本当の意味で、人生を、毎日を、ワクワクしながら、楽しみながら、幸せに生きている人を知らない。
彼と話していて、ひっかかりを感じる部分が一切ない。多くの人は、ここにとらわれているなとか。ここにひっかかっているなとか。そんなことを感じさせるのだけれど。
彼にはそれがまったくない。
わたしは本当にびっくりした。
わたしがこれまでに出会ったどんなに凄い人も、どんなに尊敬している人も、こんなにもシンプルじゃなかった。こんになもあっけらかんとしてなかった。
彼が持っているのは、自分にとって本当に大切なものだけ。目の前にいるひとの幸せと、ワクワクする時間。
KIJINで玄哉さんが作っているのは、ひとりひとりの想いを込めた、そのひとだけの世界に一つのオーダーメイド家具。
百年家具と銘打つように、百年先まで続く想いを形にする。
家具は必ず人と共にあり、人と共にあるということは、想いと共にあるということ。
家具は365日、同じ空間にいる人生のパートナー。
その家具が、素敵であればあるほどに、毎日の時間は光り輝く。
だからこそ、その家具を、そこに住む人たちの想いを汲み、その想いを、素晴らしい家具職人の人たちが形にする。
その想いを注ぎ込んだ家具は、例えその人がこの世を去ったとしても、想いと共に受け継がれ、引き継がれていく。
そして、修理され、蘇り、形を変えて、また次の世代に続いていくのだろう。
そんな、想いと時間を刻む家具。
そんな家具を作り続けてきた玄哉さんの前に降ってきた想い。
「もっともっと、『想いと時間』を形にしたい」
「もっともっと、ワクワクしながら生きていくひとを増やしたい」
家具だけではなくて。
いろんな幸せを求めるひとの想いに応えたい。
いろんなひとのワクワクを追求したい。
そうしてこの日。
KIJIN三周年パーティで。
玄哉さんのKIJINは終わりました。
玄哉さんだけではなく、新たに強力かつ魅力的なパートナーを得て。
株式会社KIJINとして、生まれ変わる。
そんな、本当に大切な場所に立ち会えたこと、本当に素晴らしい瞬間に立ち会えたこと。
それが、とてもとても幸せでした。
これから、玄哉さんは、玄哉さんの周りにいる素敵なひとたちは、もっともっと、ワクワクする幸せな世界を広げていく。
それを確信する理由は、玄哉さんが誰よりもなによりもワクワクしていて。毎日を、その瞬間を幸せに大切に生きているから。
なんでもない日も何かがある日も。たぶんその境目さえ玄哉さんにとってはあいまいで。そこに優劣はなくて。すべてが最高にワクワクして幸せな瞬間に満ち溢れているのだと思う。
それがまわりのひとに広がってそうして形になっていく様を、たったこの半年足らずでも、わたしはたくさん見せてもらった。
奇跡のようなひとだと思うと同時に、こんな風にただただすべてを心から信じて、素直にまっすぐに生きていくというのが本来のあり方なのだろう、とそんなことを考えさせられたり。
個人でやるのをやめよう、会社を作ろう、そう思ったその次の瞬間に、あれよあれよと出資者が集まり、一緒にやってくれるパートナーが集まった。
彼らは、玄哉さんならやってくれる、玄哉さんならワクワクする未来をつくりあげられると信じている。
そして、そんな玄哉さんの周りには、これだと思ったらすぐに行動する人たちが集まってくる。
自分の感覚、直感を信じて、自分の心に素直にまっすぐに生きる人たち。
この日に紹介された役員のひとたちも、とても素敵なひとたちばかりだった。
ひとりひとりが自分自身のオーラを持っていて、魅力に溢れていて。その仕事ぶりを知らなくても、その人が持つ魅力に引き寄せられるような。そんなひとたちばかりだった。
玄哉さんと未来を作り上げる人たちを知ることができたのも幸せで。ああ、この人たちと、玄哉さんはワクワクと幸せを広げていくんだなあと。
帝国ホテルで行われた三周年パーティ。
「帝国ホテル」というブランドが大事なのではなくて。
1890年に開業した長く歴史と格式ある日本のホテルに百年続く時間と想いを形にする会社への願いを込めて。
そして番地が1-1-1(1年を積み重ねて3周年!)。
今気づいたけれど内幸町にあるというのもまた縁起がいい。
そんな風に、場所に数字に言葉に意味を持たせて予算も何も関係なく、この場所を選ぶ。
そんな姿勢もまた好きだなあって思う。
その上、帝国ホテル初!オーダーメイドで祝3周年の巻物を作ってもらうという!そんなこともやらかしてみたり。
そして受付でひとりひとりに渡されたのは、手書きの手紙。
ひとりひとりを大切に。まっすぐに向き合う。そんな気持ちが込められた、玄哉さんの素朴な字で綴られた文章。
ひとつひとつに参加者の名前が丁寧に彫られた小物ブランド「Kobito」の蝶ネクタイ。
わたしが選んだのは自分の名前ではなくひとつの言葉。
自分の名前が入っていれば、自分が亡くなった時に引き継いでいくひとはいないかもしれないけれど。
自分の想いが彫ってあるなら、また引き継いでくれるひとがいるかもしれない。できるだけ長く、この世の中で想いと共に存在してくれますように。そんな願いを込めて。
会場では、玄哉さんがひとりひとりを丁寧に紹介して。
ひとりひとりが世界的な写真家であり、「株式会社KIJIN」の役員のひとりでもある坂本貴光さんに贅沢にもポートレートを撮ってもらって。
ひとりひとりを心からもてなしたい、ひとつひとつのもてなしに、そんな想いが溢れる場でした。
今回の会費は33,333円。
玄哉さんをお祝いしたい、そんな想いだけで参加を決めたけれど、終わって思うのは、それよりも大きな、あふれるくらいの、抱えきれないほどのたくさんのものをもらったということ。
帝国ホテル130人の間での33人限定開催&ビュッフェ、Kobitoの蝶ネクタイ&手紙、坂本さんのポートレート…ひとつひとつが、お金では計れないほどの価値ある時間でした。
ここに書ききれないことはいっぱいありますが、もういい加減長すぎるのでどこかでまた。
本当に、本当に素晴らしい時間をありがとうございます。
百年家具KIJIN