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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

毎日の変わらない日々の中に驚きと喜びを。それが人生の豊かさだ。

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鶴居村のグランドキャニオン」を見に行きましょう。

そう言って、見せてもらった光景。

水が侵食することによって、土が、岩が削られて不思議な造形を作る自然の奇跡。

もちろん、本家グランドキャニオンは何千万年も前からの侵食作用によって出来上がったものだから、その差は歴然、全然違うと言ってしまえばそれまでだけど。

道の脇にある不思議な造形に目を留めて、それの成り立ちを考えて、グランドキャニオンみたいだ、とそういう視点を持てることが素敵だな、と思う。

大きさはわずか1センチほど。
膝より下にあるそれは、同じルートを通った100人に聞いたとしても、気づく人は僅かだろう。

それを見つけて更にそこに素敵なネーミングを付けて、自分だけの世界を作り上げる。

あの岩の形がクマみたいだ、とか。そんな他愛もない話から、観光地名所が出来たりして。

気付く人は気付く。
見える人は見える。

そうして、「確かに!」って頷いてくれる人が増えていったら、いつの間にか観光名所になっている。

そんなものかもしれない。

最初の誰かがそれに気付かなければ、その名所は存在しなかったかもしれなくて。

素晴らしい景色も、素敵な光景も、最初の誰かのひらめきがあったからこそ、ここにある。

ただ目の前に広がる自然を見て、そこに何を見つけるか。
その中からどうやって自分だけの宝物を見つけるか。

毎日毎瞬、それが出来る人の人生は、きっとすごーく豊かなはずで。

それが出来たら毎日はきっととても楽しくて面白い。

同じ場所で同じように過ごしていても、毎日が鮮やかな驚きと楽しさで満たされる。

どこで、何をしているかではなく。
どんな自分で、どんな世界を見ようとしているか。

それだけが、わたしとそのひととの、見える世界を分ける。

気付くか気付かないか。
毎日が面白いかどうか。

それだけの、違いなんだろうなあ。
見つける人はいくらでも見つけて。

見つけられない人はいつまで経っても見つけられない。

でもきっと、わたしたちはみんな、子どもの頃は毎日が驚きと喜びの連続だったはず。

それなら、今がそうでなくてもその頃の感覚を思い出すことはできる。

リハビリのように、徐々に、ゆっくりと。

毎日の中で、驚きを、ワクワクを探していたら、きっと毎日が楽しくなる。

そして、それらを見つけるのがどんどんどんどんうまくなるはず。

あんなにつまらないと思っていた日々が輝き出す。


素敵だなあって思う。
自分だけの宝物、をどれだけ日常の中に見つけられるか。
そして、それをどれだけの人と共有することができるか。

それが、人生の豊かさ、なのかもしれない。