心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

おはよう。新しく生まれたあなた。誰かの転機を共にする。

最近、ひとの転機の瞬間に立ち会っているな、と思うことが多い。

そして、その場に、その時にそのひとのそばにいることができるのが、本当に奇跡のようでありがたいなとそう思う。

この日もそんな時間だった。

ある決定的な出来事を経験して、彼は今まで信じてきたものが、実は違うのだと、そのことに気づいてしまった。

この時までの自分にとって、それは希望の光で、人生の灯台だった。
これからも、多くの人にとって、希望の光で人生の灯台であり続けるだろうそれ。

それが、自分の人生において、そうではなくなったその瞬間。

今まで信じていたものが崩れ去るような、自分の立っていた場所が暗闇に飲み込まれるような。
でも、その中で、自分だけは、これが自分の光なのだと知っている。

今までの自分の歩んだ道と違っていても、今までともに歩んだひとたちと異なる道を選ぶのだとしても。

自分にとっては、それこそが進む道だと気づいてしまった。

ひとりのひとが、自分の足で、確かな一歩を踏み出したのだと、そう感じるひととき。

自分の頭で考えて、行動する時、言葉は自分の内側からあふれ出る。
それが尊敬している大好きな誰かと違う言葉だとしても。
それが自分自身の言葉であることだけは間違いない。

どれが、誰が、正しくて間違ってるかということではなくて、自分はこう思うし、あなたはこう思う、というその違いがわかるだけ。

それは、ただ、自分の世界の境界線がよりいっそうはっきりしたということ。
自分が自分を見つけたということ。

そこから、自分の足で立ち、自分の足で進む人生が始まる。

誰かに支えてもらうのも、誰かに助けてもらうのもいい。ひとはひとりでは生きてはいけないのだから。

けれど、実際に歩くのは自分自身。
その時、何をもって自分を動かすのかと問われたら。

それは自分の中からあふれ出す想い以外のものではありえない。

それこそが、それだけが、自分を突き動かし、自分の本当に見たいものを見せてくれる。本当に行きたい場所に連れて行ってくれる。

それの積み重ねが人生なのだろう。

そして、自分を発見する、まるで自分の中で天変地異が起こったかのような出来事は、人生で何度でも起こる。

そのたびに、わたしたちはまた新しく一歩を踏み出し、よりいっそう自分の心にまっすぐに、素直に道を進んで行ける。

何度でもわたしたちは誕生日を迎える。
自分の道が、自分の心が新しく生まれたバースデー。

今までの自分の価値観が死んで、新たな自分の価値観が生まれる。

それが、生きるということなのだろう。

そんな瞬間に、立ち会わせてもらえたという奇跡に、感謝せずにはいられない。

わたしがそれを起こしたわけでも何でもないけれど、その人にその瞬間が訪れたことそのものが、本当に嬉しい。

悩みも葛藤も苦しみもあるだろうけれど、それを乗り越えれば、よりいっそう、自由に、心も体も軽く生きていける。

その未来が見えるから。

おはよう。
新しい世界にあなたはやってきた。
その先には、もっと光り輝く日々がある。もっと豊かで心踊る瞬間がある。

そんな風に、その人のよりいっそうきらめく日々を思うと、それだけで、嬉しくしてたまらないのだ。

cafe salvador

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