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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

やさしくあたたかい写真のその先の。愛しいひと。

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彼の世界は、
彼のありかたのままに、
やさしくあたたかかった。

彼の写真に感じるあたたかさ。
いつまでも見ていたくなるような、
こころがゆるみ、ほどけるような、
その理由がわかった気がした。

彼の撮る風景の先に、彼の大切な誰かがいる。
彼の写真には、彼の大切で愛おしい誰かへの、
あたたかい、やさしいまなざしを感じるんだ。

だから、こんなにもやすらかに、満たされる。

写真の中に小さく映る、彼の愛する妻と子。
その写真が、わたしはたまらなく大好きで。
彼の写真は、どれも素敵だと思うのだけど。

けれど、どれが好きかと言われたら、迷いなくこの写真を選ぶ。それに、自分で驚いた。
多分、それはきっと、その写真から彼の想いがはっきりとカタチとして感じられるから。

写真に映る誰か。
彼の、愛しい人。
誰かの愛しい人。

彼の日常が誰かにとっての旅先であるように。
彼の愛する人は誰かにとっては旅先で会う見知らぬ人。

彼の写真に映る誰かは、
旅先で出会う見知らぬ人。
誰かにとっての愛する人。

彼の写真に映る誰かには、彼の愛する人への、
彼の想いがそこに映し出される気がするから。

だから、写真に映る、まったく見知らぬその誰かが。
とても愛おしいような、そんな不思議な気持ちになる。

自分にとっての日常は、
誰かにとっての旅先で。
旅先で会う見知らぬ誰かは
誰かにとっての、愛する人。

そんな当たり前の、大切なことに気付かせてもらえた時間でした。
梅雨明けの、晴れ渡った空の下、真っ白のキャンバスに描かれた、彼のやさしい世界。

写真を撮り始めて1年。
彼は、一眼レフカメラを持っていない。
写真を本格的に学んでいるわけでもない。
ただ、自分の心のままに、iphoneを構える。

まったくの素人だった彼が、個展をやろうと決める。
それが、こんなにも早く現実化するなんて。

入れ替わり立ち替わり訪れる知った顔ぶれ。
久しぶりの再会に喜び、語り、そうして自分の次の道への決意を語る。

彼の姿は、ただ、決めて一歩を踏み出せばいいのだと、そう教えてくれる。
やりたい、ではなくて、今まさにやっているひとは、その姿だけで、周りの人の心をワクワクさせて、そして一歩を踏み出す勇気をくれる。

彼がこれからどうするのか、どうなるのかはわからない。けれど、彼の未来がどう変わっていくのか、それが楽しみで仕方がない。

わたしも彼に巻き込まれて、おもしろいことになりそうだ。

Akira Wakasugi

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