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心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

出来ないということがわかる。それが成長するということ。

最終日。


同じ場所に撮りに行く。

全く思うように撮れない。

撮りたい画を収められない。

初日に満足したものに満足できない。

それが、成長したということだと気付く。


何かができないということは、嘆くべきことではなく、喜ぶべきことなのかもしれません。

何かができるようになったら、それだけ自分の世界が広がる。できることが増えるに従って、その先にできないことが増える。

かつてはその「できない」にも到達できなかった。できないと悔しく思うのは、手が届く自分になったとどこかで思っているから。


今の「できない」と過去の「できない」の間に、きっと成長の轍がある。


安藤さんがカメラの設定を教えてくれる時に、必ず言う言葉があります。

「設定は参考だ。自分の撮りたい世界に合わせて調整しろ」


自分の世界は自分で創るもの。

どんなに素晴らしい人でも、その人の世界を教えることはできない。


わたしはかつて自覚なく、「だれかすごい人にこの苦しみを何とかして欲しい、自分を変えて欲しい」と考えていた時がありました。


けれど、誰もわたしを変えられないし、誰かに変えてもらったわたしはきっと早々に自分に合わなくなって剥がれ落ちる。

それに気付いたから、誰かに委ねたり答えを求めたりするということをやめました。

触れてみる、やってみる、感じてみる、そして、どうするかは自分で決める。


「自分はこうした」「自分ならこうする」とは言えても、誰かにこうしろ、とは誰も言えないのです。

だから、安藤さんも最後は創り手の手に委ねる。

どれだけ未熟であっても、自分の世界を創り出せる、その可能性を揺るぎなく信じているのです。


素晴らしい体験をした時に、必ず思うことがあります。

この時間を消費せずに消化しようと。

どんな素晴らしい体験も、きっかけにすぎません。

それを自分の人生にどう生かしていくかは、すべて自分の手に委ねられています。


今回の学びを、気づきを、自分なりに咀嚼して日々の生活の中で少しずつでも確実に実践を繰り返し、この経験を更に深く自分のものにしていく。


人生はこれの繰り返し。

決断し、実行し、失敗し、悩み苦しみ、そして一段深く落とし込む。

いっときの成功や満足はあっても、それはすぐ過去のものとなり、より高みを目指す。

決して、終わりはないのです。

到達点はどこにもない。

だから、面白いのだろうなと。


ここでの時間は、わたしの世界を広げてくれたと同時に、わたしが何にフォーカスして世界を見ているのかを教えてくれました。


わたしは、人の心が震える瞬間を創り出したい。

その瞬間に関わりたい。

ここでの時間を表現していて、わたしが繰り返し触れるのは誰かの、自分の心が震えること。

そうして、表現することで誰かの心も震わせられたら、こんなに嬉しいことはありません。


本当に、素晴らしい時間でした。

ここでの日常は驚くほど、毎日毎瞬奇跡に満ちていました。

けれど、東京での日常も奇跡に満ちているんです。

それをより一層大切にしたい。


わたしはここで、人生においてとても大切な時間を過ごさせてもらいました。

安藤さんに会えたこと、このタイミングで、このメンバーでこの場所に来れたことに、心から感謝します。

本当に、本当にありがとうございました。

耳を澄ませば、今もタンチョウの鳴き声が聴こえる気がします。


I thank everyone from my heart.

I always value ordinary miracle.

f:id:kayamy:20160816223301j:image

今回の旅の舞台、ヒッコリーウインド。

http://hickorywind.jp/phone/index.html


是非、北海道の大自然と、安藤誠という人を感じに行ってほしいです。

安藤さんは、見たいものを必ず見せる、本物のプロ。

世界ランキングに入るフォトグラファーがガイドをお願いするほどの方です。

安藤さんの世界を通して見る北海道は、個人で回る北海道とは全く違う顔をしています。


そればかりではなく、彼はnature's best photography Japan 鳥部門で最優秀賞を獲得した、プロの写真家でもあります。

http://www.nbpj.org/award_2014_bird.html

また、ヒッコリーウインドで食べられる奥様の忍さんの料理は身体にやさしくてあったかく、しかも唸るほど美味しいです。それだけでも食べに行く価値のある、本当に素敵な場所です。

北海道に訪れた際には是非、ドアを叩いてみてください。


そして。今月の25日。

 

わたしがその写真に、その生き様に心震え、わたしをカメラの世界に導いてくれた、わたしの人生にとっての転機をもたらしてくれた、安藤誠氏の講演会があります。


安藤誠講演会「北方の自然と丁寧な生き方」

神奈川県座間市 麦っこ畑保育園チャリティ講演


日時:8月25日(木)16:00〜17:30


場所:横浜市西区高島2-3-21 ABEビル4F アドウェーヴスタジオ


会費:大人2000円(子供)中学生以下は無料。

※大人の講演参加費は全額麦っこ畑保育園へ寄付させてもらいます。


 

今回の講演会の売上は、全額麦っ子畑保育園が存続するための費用に充てられます。

 

こどもたちを分け隔てることなく、こどもたちの「やりたい」を尊重し、こどもたちを主役として運営される保育園。

年齢も、障害の有無も関係なく、みんな同じひとりのこども。

 

園舎は木で出来ており、木のぬくもりとともに、夏も冬もエアコンをつけることなく自然のままで、こどもたちの本来の力を制限せずに、のびのびと過ごせるように。

 

低農薬または無農薬の美味しいごはんを手作りで。

 

自然とともに、本来の自分自身が持っている素晴らしさとともに過ごす日々。

 

そんな素敵な保育園が、今、存続の危機に立たされています。

 

神奈川県座間市のこどもたちが、のびのびと成長できる場所を守りたい。

 

講演会に行ける方は安藤氏の写真に、哲学に触れて欲しいので是非講演会に。

 

平日なので行けない、という方もこちらのクラウドファンディングページから支援していただけると嬉しいです・・・!!

https://readyfor.jp/projects/mugi7087

 

今年の1月に安藤氏の住む北海道のヒッコリーウィンドを訪れた時の記録はこちら。安藤氏と、道北の自然の素晴らしさが少しでも伝わると嬉しいです。

 1日目 写真は嘘をつく。

http://letterforyou.hatenadiary.jp/entry/2016/08/16/222609


2日目 自未得度先度他(じみとくどせんどた)

http://letterforyou.hatenadiary.jp/entry/2016/08/16/223019


3日目 共に学ぶ。その本当の価値。

http://letterforyou.hatenadiary.jp/entry/2016/08/16/223050


最終日 出来ないということがわかる。それが成長するということ。(このページ)

http://letterforyou.hatenadiary.jp/entry/2016/08/16/223334