心の景色の旅に出る。

こころふるえるだれかとの時間、そのものの中にあるだれかの想い、だれかの、じぶんのこころを旅したその軌跡を綴っています。

自分にもどる、やさしいじかん。

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大好きなひとたちと、ひとつひとつ丁寧に作られたごはんをゆっくりと、味わいながら食べる。


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たくさんのことを話すけれど、ごはんを食べる間は誰ともなく会話を中断する。

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今、この瞬間にごはんが食べられることに感謝して、ゆっくりと、心を込めて作られた、季節のものをいただく。
そのものの持つ食感や、味や、香りをしっかりと味わって、丁寧に食べる。

目の前にあるごはんと向き合う時間を持てること。
それが自然にできること。

素敵だな、と思う。

目の前にいるひとの話を聞くのも大切。
目の前にあるごはんを食べるのも大切。

どちらも尊重できる、そんな場がそこにはあった。

彼らと話す時間は優しくて穏やかで。
そして、エネルギーにあふれていて、
いつも、たくさんの気づきをもらう。

彼らとの時間はいつもかけがえがない。
会うたびに、同じ時間を過ごすたびに、
出会えて、本当にしあわせだなあって、
繰り返し繰り返し、何度も何度も思う。

出会えたこと、今繋がっていること。
それはあたりまえではなくて、奇跡。
そんなことに、いつも気付かされる。

「灯をともすことば」

暮らしの手帖の編集長を務めた花森安治氏。
決して、スポンサーをつけることを許さなかったひと。

それは、一点の曇りもない世界を創るため。

広告は、ひとつの世界に入り込む雑音。
その世界観と本質を共有しない異物だ。

それがたった1ページでも入り込んだ瞬間に、その世界はそこで断絶する。

読者は暮らしの手帖の世界観に惹かれてページをめくる。
けれど、異物が入ることで、その世界観から一瞬にして引き剥がされる。

次のページをめくったからといって、すぐには元の世界には戻れない。

自分の大切にしたい世界をいかにして守るか。
そのためには、恐ろしいほどのたゆまぬ努力と進化が求められただろう。

雑誌の売上だけで、会社を存続させる。
それがどれだけの覚悟と矜持のもとにあったか。

その覚悟と矜持をもって、彼はいばらの道を進んだ。
常識では考えられない、けれど彼にとっては他に選ぶべくもない自分の道を。

そんなひとの存在を教えてくれたひと。

彼女は、ありのままに、自分の五感を信じて、
五感とともに素直に生きることをめざすひと。
そんなひとを増やしていきたいとねがうひと。

彼女は、そうありたいというその姿を表したような、とても素直で、感情豊かで、自分の感覚を信じて進むエネルギーに満ちあふれたひと。

彼女には、何を加える必要もない。
ただただ、彼女の本質を磨いていくことで、さらに輝いていくひとだと、そう思う。

彼女に限らずだれもがそうなんだろう。

そのままでいい、とありのままで生きる、は違う。
自分の本質に、ありのままの自分に常に寄り添い、磨き続けること。

ありのままで生きるためには、自分の本質を見つめ続けなければならない。

ともすれば、あふれる情報の中で、事象の中で、関係性の、感情の、思考の中で見失いそうになる自分を取り戻し続ける、その軌跡なのだ。

今、自分の手の中に、
自分の本質にそぐわないものはないか。
今、自分のまわりに、
自分の本質にそぐわないひとはいないか。

そんなことを改めて考えた。
わたしはまだ、たくさんのものを持ちすぎている。

仕事を辞める前は怖かった。
でも、辞めたら体が軽くなった。

そう彼女は言う。
けれど、わたしはまだ怖い。

仕事を辞めて自分の道を歩みだした友人たち。
彼はおどろくほどに軽やかで、自然に日々を生きている。

ただ、流れるままに、自分の想いと感覚、本質に沿って生きる友人たちの姿。

今、わたしの一番近くにいるひとたち。

彼らがわたしの近くにいてくれることの意味を思う。

わたしのまわりがめまぐるしく変わる中、わたしも削ぎ落とすものを削ぎ落とし、両手に持つものを選ぶ時期に来ているのだろう。

かなり多くのものを手放したと思ったけれど、まだもう一段階。
そういうタイミングなのだろうな、と思う。

彼らとの時間は、わたしを癒してくれる。
彼らとの時間は、わたしを本質にもどす。

ありがたいなあ、しあわせだなあって、そんなことばかりを思う、この日もいい夜でした。

ほんとうに、ありがとう。出会えてよかった。

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HIGASHIYA

http://www.higashiya.com


灯をともす言葉

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